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ロン・ミュエク展に行った

CATEGORY:日記

とても大きな顔だけの彫刻。男性が寝ている顔。髭の一本一本に至るまで精緻に表現されている。

森美術館で開催されているロン・ミュエク展に行った。
革新的な素材や技法、表現方法を用いて具象彫刻の可能性を押し広げてきた現代美術作家であるロン・ミュエク氏の個展。

元々ロン・ミュエク氏のことを知っていたわけではなく、街で見かけた広告でとても気になったので行ってみた。

パンツ一丁の老人が椅子に座ってテーブルの上にいる鶏とにらみ合っている。
とても微妙な気持ちになるおじさんとにわとりの睨み合い。

あまりにも大きすぎる人間や小さすぎる人間など、極端なサイズ感で作られた人間が、圧倒的なリアリティで造形されている。
デフォルメされるわけでもなく美化されるわけでもなく、ありのままの人間がそこにいる。現実に疲れて、いろいろな悩みがあって、打ちひしがれている人間たちがそこにいた。

裸の女性が大量の木の枝を腕いっぱいに抱え込んで倒れないように耐えている。
大量の枝を持って何とか持ちこたえている女性。
大きな真っ白いベッドに寝そべる、憂いを帯びた顔の女性。とても大きい。
写真だとサイズ感が伝わらないけれど、多分4mくらいある女性。

ロン・ミュエク氏のアトリエの様子を写した写真や、制作風景を映した永続作品もじっくり見れたのがとても嬉しかった。
アトリエや制作風景みたいなのが僕はすごく好き。ものづくりをする人の作る姿が好きなんだと思う。

アトリエの写真1。
アトリエの写真2。
アトリエの写真3。
アトリエの写真4。

多分ロン・ミュエク氏の代表作と言えるであろう、マスというインスタレーションには圧倒された。

大量の巨大な髑髏が所狭しと積み上げられている。
マスというインスタレーション。展示する美術館の空間や特性に合わせて毎回配置を再構成するらしい。
髑髏もいっぱいだけど見に来ている人もいっぱいな様子。
結構人が多かったです。

個人的に好きだったのはこの思い悩んでいそうな天使。
西洋絵画でよく見る美しくてかわいい赤ちゃん天使とは全然違う。

少し小さいおじさんの天使が自分よりもだいぶ大きな椅子に座っている。何か思い悩んでいそうな顔をしている。

グッズにマグネットがあってかわいかったので買ってしまった。
今は我が家の冷蔵庫にくっついています。

マグネットの髑髏や天使のグッズ。

今回見た作品以外にもたくさんの作品があるようで、別の機会があればそっちも見てみたいなあと思った。
でっかい犬の彫刻とかもあるらしい。

とても楽しかったです。