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習慣化にも弊害はある

CATEGORY:ポエム

習慣化についての良くない面について、思ったことをつらつらと書いていきます。
元々は僕が尊敬しているとある方から教わった考え方なのですが、改めてそれを実感する機会が最近あったので。

習慣化って良いですよね

まず大前提として、習慣化は本当に素晴らしいものです。
どんなに大きな目標でも、それを現実的な行動レベルに分解して、毎日少しずつ進めることで達成に近づける。続けるうちに負担も減って、歯磨きみたいに「やらないと気持ち悪い」くらい自然になります。
(こういう話のとき絶対「歯磨き」が例に出るので伝統を守って書いてみました)

僕は同僚に教えてもらった TickTick というタスク管理ツールの「習慣トラッカー」という機能を使って、習慣を管理しています。
例えば「Duolingo をやる(英語の勉強)」や「運動をする」、「試験の勉強をする」などを毎日チェックしています。合計何日できているかとかも可視化されるので、ちょっとゲーム感覚で楽しさもあるんですよね。

ちなみに成果としては Duolingo は380日くらい続いています。飽きっぽい僕としてはこれはめっちゃすごいことなわけです。
ほとんど労力をかけなくても「やらないと気持ち悪い」くらいまで落とし込めたのは、習慣化の力だと思っています。

年齢のせいなのかわからないんですが、最近はもうなんでもかんでもやる気とパワーで乗り切るみたいなことができなくって、なのでこういう仕組みを使って物事を進めるっていうのは良いよなあと。

まあでも罠はあるよね

ただ、良いことばかりじゃないなとも思っています。
習慣をきっちり守るって、ある意味「固定費」みたいなもので、例えば僕の場合は毎日2時間くらいは必ずそこに取られています。それはそれで素晴らしいんだけど、その分「可処分時間」が減るんですよね。

問題は、突発的に「これ今やるべきだ!」って思える衝動的なものに出会ったときです。
突然やってくるやりたい!っていう直感とか、今ここに時間をかけたらあとで絶対効いてくるぞっていう感覚とか。そういうの、ありますよね。
そんなときに「いや、でも習慣をやらなきゃ」ってブレーキをかけてしまうと、そこにかけられる時間が相対的に減ってしまうので、大切なものを取り逃すこともあるんじゃないかなって思います。

もちろん、そういう衝動が全部当たるわけじゃないです。ハズレもあるし、気の迷いだったなと思うことも多いですしね。
でも、当たったときってすごく大きい気がします。例えば僕が今ウェブエンジニアとしてそれなりに働けているのは、20代の頃に感じた「これおもしろ!」っていう衝動に従って平日深夜も休日もプログラミングに打ち込んだ日々があったからだと思ってます。

何かに突発的に「全振り」することでしか得られないものがある。でも習慣を最優先にしてしまうと、その一発勝負にベットする機会を自分で潰してしまう。それって結構怖いな、と思っています。

まとめ

なので、これはほとんど自分へのメモなんですが、習慣はこれからも変わらず大事にしつつも、突然湧いてくる「これだ!」っていう衝動に全部の時間を賭けられる勇気は持っていたい。
そういう柔軟さを忘れたくないな、という話でした。